導入事例
私が電話番サービスfondeskを法人と個人で契約した理由
株式会社才流
マーケティング・コンサルティング
従業員
20名
着信
30件/月

「電話代行のメリットは、効率化だけではなかった。」株式会社才流(サイル)の代表取締役社長 栗原康太さんは、fondeskを利用した実感をこう語っています。

才流では、fondeskを基点に、社内のコミュニケーションが生まれ、進捗状況の把握にも役立つなど、さまざまな効果があったといいます。

法人でも、個人としてもfondeskのユーザーである栗原さんに、導入のきっかけや利用後の変化について話を伺いました。

才流(サイル)は2016年創業のベンチャー。BtoBマーケテイングの戦略立案から施策の実行まで、経営の根幹を支援しているコンサルティング会社で、BtoBマーケティングの基本として「才流式メソッド」を提唱している。

2019年7月から、誰もが型を身につけられる場「サイルアカデミー」を開催し、BtoB業界の底上げを目指している。

代表取締役社長・栗原 康太さん

fondesk導入前

  • 電話が多く集中がとぎれる
  • 電話により生産性がおちる

fondesk導入後

  • 履歴が残るので抜け漏れ防止になる
  • 思考の時間に集中できる
  • 社内コミュニケーションにも利用
  • 電話記録で仕事の進捗把握

嬉しいニュースを社内で共有、fondeskの意外な効果

fondeskを使っていただき、良かったと思う点を教えてください。
栗原さん

もともとお客さんとのやりとりはSlackやChatworkだったので、そんなに電話が多いわけではなかったんですが、fondeskを使ってみて良かったと思うことは、履歴が残ることですね。

Slackにログが残り、スタンプやコメントで対応済みの記録も残せるので、抜け漏れがありません。

例えば、先日お客さんからうちで紹介した案件が決まったと、お礼の電話がかかってきたんですよ。個別の電話だったら共有できなかったと思いますし、コミュニケーションのきっかけが生まれるのも嬉しいですね。

経営者としては社内でどんな相手から電話が入っているか、把握できるというのも良い点ですね。

監視しているというわけではなくて(笑)、たとえば展示会の出展サポートをしている案件で、展示会の運営会社から招集完了の電話がよくかかってくると「進んでいるんだな」と、進捗が確認できたりします。

そういうことも含めて、情報がたまるというのはいいですね。

最近の履歴を見ると、お客さん、パートナーからの電話はほぼ0。営業電話が半分、残りは宅配とか、支援先のパートナーとか、特に急ぎの電話はないんですよ。

非常に望ましい状態で、効率化できているということだと思います。

会社の電話が鳴らないと、個人携帯が鳴る問題

法人契約をしていただいた後、個人でも契約してくださったのはどんな理由があったのでしょうか。
栗原さん

fondeskを入れてから、会社の電話は鳴らなくなって良かったと思っていたんですが、ふと「あれ? 僕はけっこう電話に出ているな」って思ったんです。

名刺に個人携帯を載せているので、荷物の受取りとか、銀行からの連絡とか、意外と個人宛に電話がかかってくる。

経営者あるあるで、金融機関や不動産営業なども多いですし、インサイドセールスの電話もありましたね。会社の電話がなくなったら、結局個人の携帯にかかってきちゃう。

でも携帯番号を名刺に載せないわけにもいかないなと。銀行の方など、電話をメインに使う相手もいますからね。

個人携帯にもfondeskを入れたら、すべて電話番の方が対応してくれるので、本来やるべき仕事に集中できるようになりました。

栗原さんは個人携帯にもfondeskを導入 業務効率をさらに高めています

売りに直結する業務に集中、効率オタクの経営術

会社としても、個人としても「効率」は栗原さんにとってキーワードなんですね。
栗原さん

私生活の面でいうと、社員からは「ライフハックオタク」だと言われますね(笑)。

ドラム式洗濯機、自動でゴミを吸い上げるルンバなど、ストレスを減らせそうなことを一通りやっています。

睡眠の質も大切なので、マットレスはエアウィーヴを使っています。20万円くらいするのでマットレスとしては高額ですが、仕事に集中するための環境づくりに投資は惜しみません。むしろ、そういう実験をするのが楽しいですね。

また「組織づくり」も効率は意識しています。今社員が5人いて、全員コンサルタントなんですが、これにも理由があります。

たとえば、デザイナーもいて、コンサルタントもいて、ディレクターもいて、みたいな組織だとスキルがバラバラで、それぞれ教育が必要になりますよね。

これまでの経験からも、そのような組織運営が大変だと思っていました。

でも、もしこれが全員デザイナーならば、極端な話ですがデザインのインプットだけをすればいい。

こうした考えから、才流では職種をコンサルタントだけに絞っています。

売りに直結する業務にだけにリソースを集中させるのも、一種の効率ハックだと思っていますね。

いろいろな業務をアウトソースしたり、ツールも活用していますが、「電話がなって集中が切れるというのは(才流らしく)ないよね」というのは社内みんなの意見でもあり、fondesk導入は即決でしたね。

自他ともに認める「ライフハックオタク」の栗原さん fondesk導入は即決だったとのこと

留守番電話でもやれる、でも「人が出る」ことが大事

fondeskで、あったらいいと思う機能やサービスはありますか。
栗原さん

先日、生命保険の営業から電話があって「再度かけなおします」と書いてあったんですが、「かけなおさないでください」と思ったんです(笑)。ですから、代行の方に「もうかけないで」と丁寧に伝えてもらえたら嬉しいですね。

電話代行って、究極はいらない電話は着信拒否してしまえばいいし、留守番電話にしてもいい話じゃないですか。でも、そこに人が入るというのが大事だなと僕は思っているんです。

僕も昔コールドコールを1日150件くらいしていた経験があるので、かけている人の気持ちは理解できますし、いきなりブロックして嫌な印象を与えてしまうことで、会社がリスクを背負う場合もあると思うんです。オプションでもいいので、ぜひこれはお願いしたいです。

それに個人の電話も、打合せ中でどうしても出られないこともありますが、出ないというのは顧客体験としてよくないんです。電話に出て「後で折り返します」と言ってくれた方が、心象が良いですよね。fondeskを使い続ける理由の中で、この点は大きいのかもしれません。

fondeskは些細な積み重ねで、生産性・継続性を生む

最後に、fondeskはどんな人や企業に合っていると思いますか。
栗原さん

思考する仕事、知的生産性の高い仕事、頭脳戦を戦う人にオススメしたいですね。

僕自身は、経営者としても個人としても、生産性が高い状態を維持して毎日を繰り返すことがとても重要だと考えています。

思考している最中に電話が鳴り、集中力が途切れるというのは些細なことのようですが、生産性・継続性を阻害しています。

僕が好きな哲学者で、ナシーム・ニコラス・タレブという人がいるんですが、彼いわく「株のトレーダーで20年市場に出られるやつはほとんどいない。30億儲けた翌年に60億の損失を出して、ウォールストリートに居られなくなる」と。

彼は損失を最小限にして、毎年MVP級のパフォーマンスはできないけれど、20年市場から退場しなかったんです。

ケガをしないでずっと打席に立ち続ける、イチロー選手も近い存在かもしれません。

淡々と粛々と。業務にムラがない状態を維持するためには、環境づくりは重要です。

今後、ツール、AI・ロボットなどがどんどん出てくる時代に、人間の仕事は「頭脳戦」になっていくのは間違いない。

経営者の思考の質は、経営に大きな影響を与えますので、そういう意味ではfondeskはレバレッジポイントになると思いますね。